経営ってなんかカッコいいよな、と思っていた20代の俺。最近ようやく読んだのが、稲盛和夫さんの名著『生き方』。今回はその第1章「思いを実現させる」について、自分なりの学びと気づきをまとめてみた。
俺の会社の上司も「これは社会人の教科書や!」と言っていた一冊。社会人5年目にしてようやく手に取り、読んでみたら、思った以上に熱かった。
稲盛和夫ってどんな人?
超ざっくり言うと、
「京セラとKDDIを創った、心を大切にする伝説の経営者」
しかも晩年には、あのJAL(日本航空)を再建。経営経験はあっても航空業界はド素人。でも、たった1年で黒字化、2年で再上場。しかも自分の報酬は年1円──マンガみたいな話やけど、全部ホンマの話。
『生き方』第1章からの学び
1. 人生の方程式:考え方 × 熱意 × 能力
人生・仕事の結果は、
考え方 × 熱意 × 能力
能力と熱意は、0〜100点で測れるけど、「考え方」だけは-100〜100点まである。つまり、いくら能力や熱意が高くても、考え方がマイナスなら、結果もマイナスになるということ。
「人として正しい考え方を持つ」ことが何よりも大切だと稲盛さんは説いてる。
2. 思った通りにならない? いや、実は「思った通り」
「思ったようにならないのが人生だ」と言う人も多いけど、稲盛さんは逆にこう言う。
「思った通りにならない人生」は、その人が「そう思った通り」になっている。
つまり「どうせ無理」と思ってるから無理になるし、「できる」と本気で思えば、それが現実になる可能性が高まる。
自分の考えが現実をつくっている──これはワンピースの尾田栄一郎先生も同じことを言ってた(※後述)。
3. 有意注意がすべてを変える
「有意注意」とは、自分の意志をもって物事に注意を向けること。逆に、勝手に音や刺激に反応してしまうのが「無意注意」。
ニュートンがリンゴを見て万有引力を発見したのも、有意注意があったから。
日々の仕事や生活の中でも「なんでこうなんやろ?」という視点を持って観察するだけで、気づけることは格段に増える。問題意識がある人ほど、学びが深くなるってこと。
4. 「手の切れるようなものを作れ」
稲盛さんの両親がよく言っていたという言葉。
「手の切れるようなものを作れ」
つまり、完璧で、妥協のないものを追い求めろということ。モノづくりでも、仕事でも、思いを込めて、魂を込めて取り組む。それがプロフェッショナル。
5. 願いには実現する力が備わっている
「こうありたいと願うこと自体、それを現実にする力が潜在的に備わっている証拠です。」
心のどこかで「まあ無理やろな…」と思っていないか? それが結果を遠ざけている。
「やりたい」と思うことには、自分の中にそれを実現する素質が眠ってる。だから、自分の夢や理想を信じて、一歩踏み出す価値がある。
まとめ
- 人生・仕事の結果は「考え方 × 熱意 × 能力」で決まる
- 「どうせ無理」と思えば無理になる、「できる」と信じれば変わる
- 有意注意を鍛えれば、人生の気づきが増える
- 「手の切れるようなもの」を作るくらいの覚悟で仕事する
- 願いには、すでに力が備わっている!
父として、自分をアップデートする
この本を読んで、仕事への姿勢もそうだけど、父親として子どもに何を見せられるかも大切だと改めて感じた。
「どうせ無理」と思ってたら、子どももそれを見て育つ。 「できる!やるぞ!」と前向きに生きる姿を見せる。それが“イケてるDad life”だと信じてる。
余談:ONE PIECEと稲盛和夫
俺が大好きなONE PIECEの作者・尾田栄一郎先生も、32巻の”そで(フラップ)”でこんな言葉を書いてた。
「この世は、思った通りになるのだそうで。 思った通りにはならないよと思っている人が、思った通りにならなかった場合、 思った通りになっているので、やっぱりそれは、 思った通りになっているのだそうで。」
これ、まんま稲盛さんの話と一緒やん!と感動した父ちゃんでした。
これからも、日々の些細なことから気づきを得て、自分をアップデートし続けていきたい。
それでは本日も、イケてるDad lifeを!!


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